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八甲田を越えて : 2003-06-21
遥か南から、東北地方の中央を北上してきた奥羽山脈が青森県に到達して、その記念でもあるかのように無造作に配された標高1,500m 級の火山群からなる「八甲田山(はっこうださん)」、その中でも、最も標高の高い1585m「大岳」をはじめとする北八甲田(他に1552m の高田大岳、1550m の井戸岳、1548m の赤倉岳、1478m の小岳、1360m の硫黄岳、1324m の田茂萢岳などが東西 9km、南北 7km ほどの周回路で囲われた楕円形の中に揃う)は、時計の文字盤にたとえるなら、まず10 時半から 5 時のあたりを反時計廻りに走るのは、青森市から十和田湖へと向かうメイン・ルート、国道103号線ですが、およそ 9 時のあたりからは、黒石方向から合流してくる国道 394 号線も併走するカタチになります。一方、12 時の位置から 3 時までを時計廻りに走る県道40号線は、青森市から八甲田への第二のルートです。
さて、5 時のあたりで南下して十和田湖に向かう103 号線と別れて北上し、時計でいう 5 時から 3 時までを反時計廻りにつないでいるのは394号線ですが、県道40号線と交差し、標高1021m の八幡岳につながる斜面を駆け上がり、標高 716m まで登ってから七戸(しちのへ)町に向かって下って行くことになります。
北八甲田周回路の楕円を時計に例えると、10 時半から12 時にあたる部分がまだ言及されておりませんが、ここは「火箱沢(ひばこざわ)林道」と呼ばれ、狭いことは狭いのですが、舗装された道となっており、「林道」というにはちょっと「?」かも。

さて、昨夜来の雨が奇跡的に上がって、もう文句のつけようのない晴天です。
こんな日は、もう三週間も前から「ぷ」さんに約束してて、天気を理由に延ばしてた七戸町の蕎麦屋「婆古石(ばっこいし)」に行くべし!でございます。
弘前からは、国道102号線で黒石を過ぎ、浅瀬石ダムの手前で左折、R394 に入り、城ヶ倉(じょうがくら)大橋を経て、北八甲田周回路の 9 時のあたりで R103 に合流するのですが、ここから七戸に向かうには、右を選んで反時計回りで 3 時の位置まで行くか、左を選んで一旦下山するごとく青森市方向に向かい、まもなく萱野高原、ってえ手前で右の「火箱沢(ひばこざわ)林道」に入って時計回りに、県道40号線→国道394号線というルートの二つがあるのですが、今日は左折して後者を選択しました。
右だと、さらに標高1020m の傘松峠まで上がってから、また 611m まで下らなくてはなりません。時間的にも午前11時を過ぎたあたりで、青森から十和田湖方面に向かう大型観光バスと前後して走ることになりますから、「あの」ペースに合わせてノロノロ登っていかなくてはならないし、タバコの煙の次ぎにハラ立つディーゼルの排気を浴びるのもヤなんでそっちはキャンセル!

案の定、青森方向に向かって下り始めたら、あえぐように登るバスの後ろで数珠つなぎになった一般車両の列とスレ違いましたぜ。ごくろーさんどす。
「火箱沢林道(大型車ならスレ違うのがやっと、という狭くて屈曲の多い道ですが、しっかり舗装されており、意外とトバして来たりする対向車には気を使いますが、ケッコウ走りやすいルートです)」を抜けて、例の雪中行軍遭難者慰霊碑のある小公園に突き当たって急に視界が開けますが、ここで、左の青森市方面から来て、右の田代平方向に向かう県道 40号線にぶつかるので、右に折れ、ほぼ南東方向に向かい、時計で言えば 9 時あたりとなる、国道394号線と再びあいまみえる交差点まで走ります。
もうこのあたりからは牧場地帯で、黒毛和牛が点々と散ってますよ。これが八甲田牛ってヤツだな?牧草地が連なる斜面を標高 710m まで駆け上がり、ようやく二つ目のピークをクリアー、ここからはハゲしく屈曲する下りのS字、ヘアピン、スプーン・カーヴの連続で、一気に標高100m くらいまで降りてゆきます。和田ダムを過ぎて最初の集落、右側にある民家の一軒が、「婆古石」でございます。10 時半ころ弘前を出て、12 時過ぎに到着ですから、およそ2時間弱ってとこでしょ。さいわい、まだ混みあっておらず、窓近い明るい席につくことが出来ました。
注文はもちろん「もり二枚」です。

後から来たオトコ二人連れの客が無作法に吸いはじめたタバコの煙にハラ立ったので、席を変えてもらったりはしましたが、蕎麦の味は、ってえと相変わらず適度に「ワイルド」な素人っぽい手応えのあるものでしたが、それが決してマイナスではないんですねえ。この素朴さもまた「味」のうち、でしょか。
ツユは適度に(以前は「やや」過剰に?)豆臭く、やや丸みに欠ける、と言えなくもないですが、この野趣溢れる蕎麦には案外合っているのかもしれませんよ。
なんだか、蕎麦の始まりって、こんなだったんじゃないの?なんてまったく史実に反する空想をしたくなるよな「良くも悪くも」プリミティヴでインパクトのあるお蕎麦でございます。ただ、ありていに申し上げれば、その帰り、それとまったく対照的な「ひさお庵」の蕎麦が喰いたくなった、というのも事実なんですが。

婆古石の全景などをカメラに収め、そっからはまた「野性のカン」にまかせて R103 の道の駅を目指し、これまた「ぷ」さんが驚嘆するほどナゼかミゴトに辿り着いて(つまりワタクシも、そこまでぴったしのとこに出るとは思ってなかった!)一服してから十和田湖経由で帰ってまいりました。
まあ、なんと言っても、天気が良かったってえのがなによりでしたねえ。以前よっすぃ〜を案内した時は助手席で熟睡しちゃったんでパスしちまった奥入瀬渓流でもクルマとめてマイナス・イオンをタップリと浴びてまいりましたよん。
そこから十和田湖の南岸へ出て、時計回りでほぼ、2/3 周して北西口から黒石に降り、弘前に帰着したのは予告通りの午後4時です。総走行距離は、210km!

さて、この婆古石ですが、7月の9日には、「ホタルを観る会」があるみたいです。19:00〜21:00、蕎麦を食べながらホタルの鑑賞だそうです。一人1,000円でもり&飲み物つき。申し込みは平日なら 0176-62-9454、土日は 0176-62-3305。FAX 0176-62-3305。申し込みの締め切りは7月7日。
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by skyhigh-corp | 2003-06-21 23:20

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